自給自作とは?

ないものは自分で作る。壊れたと簡単にあきらめずに自分で直す。知恵と工夫でコストをかけずに自分でやるのが「自給自作=Do It Myself」です。 当サイトで紹介している、自作井戸掘りは究極の自給自作主義に基づいたものです。ぜひみなさん自分でできる事はなんでもチャレンジしてみましょう!

ウッドストーンの自作

ウッドストーンの自作

磯の生き物(エビ・カニ・海水魚)を飼うようになって、外付け濾過フィルターを付けているにもかかわらず最近水質の悪化のペースが速くなってきました。
近くの熱帯魚の専門店に相談したところ、単純に濾過だけではなく、水中に含まれて増えてくるたんぱく質(粘り気・白濁)を除去する必要があり、プロテインスキマーというものを使用すべきであることを知りました。

ただ、このプロテインスキマーはセットで買うと1万円近くもする代物。磯の生き物を飼うだけにこの投資は如何なものかと思ったが、プロテインスキマーの構造を見たところ、それ自体は特別な事をしていないようである。
細かい泡を発生させ、気泡が海水にまじりあう事で発生する泡に析出するたんぱく質を泡と共に吸い取ればよいという事なのである。よく波打ち際がアワアワになっていることがあるが、ああいった泡を取る事が重要なのである。
アク取りとも要領はよく似ているが、泡の除去には不純物を取り除く効果がある様である。

さて、プロテインスキマーの心臓部であるウッドストーン、たかが木材なのに最低でも400円はするし、しかも消耗品(目詰まりする)らしい。

ならば作ってみようと思い、プロテインスキマー用に使うウッドストーンを自作しました。消耗品なのでタダ同然のかまぼこ板からたくさん作れるのが嬉しいです。

作り方

かまぼこ板にチューブ接手の穴を開けますが、かまぼこ板は脆いので、小径の穴から順番に開けていくのがコツです。私の場合は3-4-5㎜と順番に開けました。

穴を開け終えたら、かまぼこ板から適当な幅でのこぎりでカットします。

最後に チューブ接手をしっかりと差しこみます。(差し込み不足だと空気が漏れますが、力を入れることでふつうは割れてしまいますので、木片の差し込み部分を動画のようにケーブルタイでしっかりとバンドをしておいてから差し込むと良いでしょう。

完成後のウッドストーンは、上手くいけば動画のような細やかな穴から気泡が出てくるようになります。そのままでは木の軽さから浮き上がってきてしまうので、重しやチューブ固定吸盤などで固定するのが良いでしょう。

最初のうちは何度も加工中に壊したり割ったり穴が貫通したりすることでしょうけれども、かまぼこ板自体はただ同然ですので頑張って作ってみてください!